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しあわせになりましょう!

聖句 フィリピ4:4-7

「しあわせになりたい」というのが、みんなの願いですよね。しあわせは心で感じるものです。ところで「感じ方」というのは、わたしたちの考え方によって、大きく変わってくるんですよ。

わたしたちは毎日、考えながら生きていますよね。考えることによって、脳の中に回路ができます。そして、くりかえし、くりかえし同じことを考えることによって、脳の回路が太くなっていきます。回路が太くなると、もう何をしなくても、自動的に同じことを考えるようになります。

たとえば、自分はみじめだ、生きててもしょうがない、と考えます。すると、そういうふうに考える回路が脳の中にできるのです。くりかえし、くりかえし同じことを考えると、その回路が太くなってきます。太くなると、いつでも、どこでも、どんなときでも、自動的に、ああ、自分はみじめだ、生きててもしょうがない、と考えるようになってしまうのです。

これは恐ろしいことですよね! なんで脳の回路って、そういうふうにできているんでしょう? ほんとうは、これは便利なことなんですよ。わたしたち、小さい時に、どうやって歯をみがくか親から教わったでしょ? 最初はうまくみがけなくって、べそかいたこともあったかもしれない。でも、毎日歯をみがいているうちに、脳に回路ができてきます。毎日くりかえしているから、回路が太くなってきます。やがて、朝目がさめると、もう何も考えなくても、半分無意識でも、歯をみがけるようになっているのです。

歯をみがいたり、自転車に乗ったり、そろばんをはじいたり、ガスコンロひねってお湯を沸かせるのも、脳の回路ができるおかげなんですね。もう無意識だって、できてしまう。外に出かけてから、「あれっ、ドアに鍵かけたかな?」って思うことがありますよね? 毎日毎日ドアに鍵をかけるという動作をくりかえしているから、太い回路ができて、無意識でも鍵をかけれるようになってるんですよ。で、無意識に鍵をかけてるから、あとでハタ!と考えても全然思い出せないんです。

それが脳の回路です。その回路がね、否定的なことのほうにも働いてしまうんです。わたしたちの考え方の習慣といったらいいいか、思考の習慣というか、いつも考えてしまうことがあるでしょう? けしからん、腹が立つ、ゆるせない、馬鹿じゃないのか、死ねばいいのに。そういう思考の習慣が、頭の中に回路を作っていくんです。いつでもそれをくりかえしてると、太い回路ができてしまう。ついには、朝目がさめると、半分無意識でも、自動的に、けしからん、腹が立つ、ゆるせない、馬鹿じゃないのか、死ねばいいのに、って思うようになるんです。これが、わたしたちが不幸であることの原因ですね。思考の習慣が間違っている、ということなんですね。

未来学者のエドワード・ボノ博士は、こう言っています。「人間の行動や思考の90パーセントは、ひとたびできあがってしまった回路に沿って行われます。だからこそ、より良い回路を作り出すために、いつも新しいことに挑戦する必要があるのです」 これについて、聖書はすばらしいことを言っていますよ。思考の習慣を変えなさい、と聖書はすすめています。どういうふうに思考の習慣を変えればいいか、というと、フィリピの信徒への手紙4章4節で、こうすすめられています。

 主において常に喜びなさい。重ねて言います。喜びなさい。
 あなたがたの広い心がすべての人に知られるようにしなさい。
 主はすぐ近くにおられます。どんなことでも、思い煩うのはやめなさい。
 何事につけ、感謝を込めて祈りと願いをささげ、
 求めているものを神に打ち明けなさい。
 そうすれば、あらゆる人知を超える神の平安が、
 あなたがたの心と考えとをキリスト・イエスによって守るでしょう。


これをつづめて言いますと、「いつも喜んでいなさい・たえず祈りなさい・すべてのことに感謝しなさい」という三つのポイントになります。

まず「いつも喜んでいなさい」です! にっこりほほえみましょう。ほほえむと、副交感神経がはたらいて、白血球を活性化するドーパミンという物質が出て、気分がよくなります、あかるくなります、楽しくなります、前向きになります、やる気が出てきます、白血球ががん細胞をやっつけてくれます。いいことばっかりです。いつもほほえんでいると、ほほえむように脳の回路ができてきます。毎日ほほえんでいると、回路が太くなって、朝目がさめると、もう何も考えなくても、半分無意識でも、自動的にほほえんでいるようになります。

次に「いつも祈りなさい」ですね! イエスさまにお祈りしましょう。イエスさまは、いつもそばにいてくださる救い主です。イエスさまは祈りを聞いてくださいます。イエスさまはおっしゃいました。「あなたがたがわたしの名によって何かを父に願うならば、父はお与えになる」「願いなさい。そうすれば与えられ、あなたがたは喜びで満たされる」(ヨハネ16:23―24)いつもイエスさまに祈りましょう。「イエスさま、こんなことがあって悲しいんです。どうか、わたしに喜びを与えてください。アーメン!」 わたしたちは、いつでも、どこでも、どんなときでも、イエスさまに祈ることができます。いつも祈っていると、脳に太い回路が出来てきます。すると、朝目がさめると、もう何も考えなくても、半分無意識でも、ああ今日もイエスさまがいてくれる、助けてくれる、大丈夫だな、って自動的に思えるようになるんです。

三つ目は「すべてのことに感謝しなさい」でしたね! すべてを感謝する。これがわたしたちの思考の習慣を革命的に変える秘訣です。ふつうだったら「ああ、腰が痛い。なんてみじめだろう」「ああ、目がかすんで見えない。なんてみじめだろう」「ああ、膝が痛い。なんてみじめだろう」それが普通です。その結果、みじめだ、みじめだ、みじめだ、と思う回路が太くなって、いつでも、どこでも、つねに、自動的に、みじめになります。それをやめましょう。「ああ、腰が痛い。でも、なんかわからないけど、ハレルヤ!イエスさま、感謝します!」「ああ、目がかすんで見えない。でも、なんかわからないけど、ハレルヤ!イエスさま、感謝します!」「ああ、膝が痛い。でも、なんかわらないですけど、ハレルヤ!イエスさま、感謝します!」 これを続けていると、感謝です!感謝です!感謝です!という回路が太くなって、いつでも、どこでも、つねに、心が感謝でいっぱいになるのです。これが、しあわせの秘訣です。

しあわせになる、三つの秘訣をお話ししました。いつも喜んでいなさい、たえず祈りなさい。すべてのことについて感謝しなさい。これを歌にしたものがあります。ご一緒に歌ってみましょう。

「いつも喜んでいなさい
 いつも喜んでいなさい
 たえず祈りなさい
 たえず祈りなさい
 すべてのことについて感謝しなさい
 すべてのことについて感謝しなさい」

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