カール・リヒターによる1971年の上演。
第54曲 コラール
おお、血と傷にまみれた御頭、
苦痛と、嘲笑に満ちた御頭よ、
おお、嘲笑され
いばらの冠をかぶせられた御頭よ。
おお、御頭よ、いつもなら立派に
最高の栄誉で飾られていたのに、
今やひどく辱められている。
私の心からの挨拶を受け入れてください。
気高き御頭よ、
いつもなら世の権威も
恐れ避けるものを、
あなたはかくも唾をかけられ、
なんと青ざめておられることか!
あなたの眼の輝きは、
いかなる光とも比べることができないのに、
だれが恥ずかしげもなく傷つけたのですか?
歌詞対訳出典